2016年 04月 12日
屋久島への旅 その3 島一周した!
3日目もお天気に恵まれました。
島を宿のある麦生(むぎお)集落(島の南)から反時計回りに一周してみることにしました。反時計回りだと山側を走るので落っこちないとのこと。県道78号線で一周できます。
島の西側の西部林道はどうも狭いらしい。レンタカー屋の人は「危ないので通らないほうがいい」ということでしたが、半周を行って帰るのもねえ~と、お宿の人に聞いてみました。「運転慣れているひとだったら大丈夫でしょう。」と言われてやっぱり一周することにしました。明るいうちに帰ってこようね。
その朝のお散歩、コテージのお庭をウロウロ。それだけでも気持ちいいです。空気もいいしね。
麦生を出発。島の北側はお店も少なく、2時から5時までは閉まっているということで、途中の安房のお店でお弁当を買って行きました。
まず、島で一番大きい宮之浦の町を散策。島の北東です。お土産やさんを覗いてから、宮之浦港の方へ歩いていたら、世界自然遺産登録記念の碑を見つけました。1993年12月白神山地と同時に日本ではじめて世界自然遺産に登録されました。
さらにドライブ。ここからドンと田舎になります。自然の中を走っていると、集落が時々現れます。
到着日に行った「猿川ガジュマル」がママ気にいってしまった。おばあちゃんに見せてあげたいと「志戸子ガジュマル園」に立ち寄りました。
自生の北限地です。樹齢200~300年の古木もあります。
豆知識です。
「『ガジュマル』とはクワ科の常緑高木で、熱帯アジアに広く分布し、幹からたれた気根は、地について支柱になる独特の木である。昔から沖縄では精霊が宿る神木と言い伝えられ、大切にされてきた。
屋久島では、海岸沿いに多くみられる。
このガジュマルの幹から無数に垂れ下がる「気根」。多雨のため、土中ではなく空中から空気呼吸するためと言われる。成長すると、もとの幹と区別がつかなくなり、しまいには古い幹は枯れ、気根が新しい幹となっていく。このためガジュマルは「歩く木」とも呼ばれている。」(パンフレットより)
お弁当を食べようと「一湊灯台」に行くと、ヤク猿がいっぱいいます。目を合わせるといけないらしく、こんなところでお弁当は開けない!と車から下りずにさらに進みました。
先に一湊海水浴場があったので、そこで海を眺めながらお弁当を食べました。すがすがしい気分。「島の南と北では、太平洋と日本海の差がある。」と宿のご主人が言っていましたが、う~ん確かに南国なのに日本海の雰囲気があります。
先の展望台から、東シナ海、吉田集落、口永良部島を眺めました。
ウミガメが夏、産卵に上陸するという永田いなか浜(島で最もウミガメ上陸が多い)に立ち寄りました。ここは観光客多かった。きれいな砂浜と景色。SAKURAもお気に入り。
さてここから「西部林道」。
永田集落と栗生集落を結ぶ県道78号線です。世界自然遺産登録エリア。ゆっくりと安全運転です。道は舗装されています。夜間は通行止めらしいです。対向車とのすれ違いに気をつかいましたが、素晴らしい自然にサファリパークな気分。ヤクシカ、ヤクザルが道路に出ています。逃げませんので、退いてくれるまで待ちました。ヤクシカは小柄です。奈良のシカと比べたら、歴然とした差がありますねえ。まるで小鹿。おばあちゃんは「角を切ってある」と言っていましたが、後で地元の人に聞くと、角はポトリと落ちるそうです。山に入ると拾えるそうです。見つけるのが大変という事でした。落ち葉と同系色ですものね。ヤクザルは県道で毛づくろいをしていました。ゆっくりと通りすぎました。
島を1周して平内海中温泉を覗いてみました。1日に2回干潮時に湯船が出現するそうで、潮見表をみたら、ちょうど夕方の引き潮。遠くから見たのですが、結構大勢入っていました。外人の女性は水着姿。説明書きには水着NGということでしたが、、、。水着なしには無理だわ。もちろん混浴。帰ってきた若い女性に聞いたら「入るのに勇気がいる!」と言っていました。これはママ入れないわ。
夕食の材料を買って、宿に戻ってきました。キッチンが付いているので、滞在中の朝食&夕食はママが作りましたよ。
SAKURAもお疲れのようです。
つづく